天野社会保険労務士事務所は大阪府 高槻市の社労士事務所。働き方を見直し、仕事と生活の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」を推進しています。

派遣社員の活用をスムーズにする3つのコツ

こんにちは。

売上を減らさない残業時間削減を提案している天野です。

今回は、高いスキルを持った派遣社員をスムーズに導入できるコツをお伝えします。

高い派遣料を払ったのに期待を裏切られるようなことがなくなります。

そのコツとは、「派遣社員活用前の3つの準備」です。

忙しくて人手が足りないから、派遣会社任せで人材を派遣してもらう。

このようなやり方では、高い派遣料金に見合った効果は得られません。

派遣社員を有効に活用する前には、次の3つの準備が不可欠です。

 

1.業務のボトルネックの特定

派遣社員に期待するのは単なる人手ではなく、スキルです。

そこで、業務内容を分析し、業務の流れを滞らせているボトルネックを特定します。

その上で、そのボトルネックを解消できるスキルを派遣会社に求めるようにします。

 

2.業務の依頼内容(会社の期待)を書面で明確にする

出社した派遣社員のモチベーションを大きく下げるのが、次の一言。

「とりあえず、これやっておいて」

人は誰でも期待されていることに応えたいと思うものです。

特に派遣という特殊な雇用形態で会社に来る社員は、その想いがより一層強いものです。

特に初日で「とりあえず」は大きなロスに繋がります。

会社が何を期待しているのか、

どんなことをやってほしいのかを明確に伝えられるように準備しましょう。

 

3.雰囲気をしっかり作る

すでに多くの派遣社員がいる現場であれば別ですが、

多くの場合、派遣社員は孤独なものです。

その会社に雇用されているわけではないので、肩身が狭い思いをすることもあります。

そのような環境下であっても力を発揮してもらわなければ、意味がありません。

だからこそ、派遣社員を迎える雰囲気をしっかり作ってください。

少なくとも名前は、部署全員が知っておくようにしましょう。

「派遣さん」なんて呼んではいけません。

初日の挨拶も重要です。最初の挨拶で緊張はかなりほぐれます。

チヤホヤする必要はありませんが、力を発揮しやすい雰囲気作りを意識しましょう。

ただ単に派遣社員を活用しただけでは、効果は期待できません。

しかし、3つの事前準備を行うことで派遣社員のパフォーマンスは格段に向上します。

元々、高いスキルを持った派遣社員が力を発揮すれば、

業務の効率は向上し、社員の残業時間も削減できるようになります。