天野社会保険労務士事務所は大阪府 高槻市の社労士事務所。働き方を見直し、仕事と生活の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」を推進しています。

育ちあいの子育て@たかつき 登壇

1.テーマ  :男女共同参画
2.日時   :2014年6月29日
3.場所   :高槻市男女共同参画センター
4.参加者数 :約30名

育ちあいの子育て@高槻

高槻市主催のイベント「育ちあいの子育て@たかつき」に参加しました。

市内で活動する様々な団体が活動内容を発表し、高槻の子育てを
考えていくというイベント。

男性の参加は極めて少なく、40歳未満では私1人のみ。
しかし、そういう場であるからこそ、皆さん真剣に聞いてくださいました。

 

この場で、子育て現場の「分数理論」ということを話しました。
一言でいうと、「男性は個数(分子)で考える」というものです。

例えば、「ゴミ捨て」、「風呂洗い」の2つをやっている、など。
そして、子どもが産まれると「お風呂に入れる」、「おむつを時々変える」、
「皿洗いをする」という感じで増えていき、6個になったなど自慢する。

「2個から6個になった、3倍だぜ!俺ってイクメン」みたいな言い方になります。

でも、夫婦トータルでやるべきことは、段違いに増えているんですよね。
最初は、分母は10だったかもしれない、そのうちの2個だから2/10です。

でも、子どもが産まれたら分母は1000になっている。
その状況下で、数が2から6と3倍になっても、2/10 → 6/1000 で
減っていることになるんです。

これは、NPO法人ファザーリングジャパン関西の小崎さんから聞いた話しを
自分なりにアレンジして話したものですが、皆さん、気に入っていただいたようです。

男性は、分母を意識しないから当事者意識が低くなり、「手伝う」という単語に
繋がるのではないかと思います。
そして、分子ばかり意識するから、他の人と比較するのではないでしょうか。

だから、分母を夫婦で共有しましょう。
分母は家庭によって違う(何人目か、共働きかどうか、両親のサポート、家庭環境など)
分母を共有できるから、助け合えるし、「ここまでやったから、おれはOK」みたいな発想にならない。

そう思うのです。

別に分子を男女同数にする必要はない。
得意不得意もあるし、仕事の状況も異なる。

ただ、分子は違っていいと思うけど、分母を共有することが大切ではないか。

今後もこういうことを発信していきたいと考えています。