ノウハウからノウフー(Know Who)へ!
ノウフー(Know Who)という言葉をきいたことありますか?
ノウハウ(Know How)と兄弟のような言葉です。
ノウハウとは、ものごとのやり方などを意味する言葉で一般的に使われていますね。
ノウハウを蓄積し、マニュアル化することで業務効率が高まり、高品質のサービスを
提供できるので、今後もノウハウの必要性は続くと思われます。
しかし、今は情報が溢れていて、インターネットで検索すればノウハウだらけです。
自分が知りたい内容とぴったり合うノウハウを探し出すのにひと苦労した経験はありませんか?
そこで、重要になってくるのが「ノウフー」です。
ノウフーとは、「このことだったら、この人」という専門家をどれだけ知っているか
ということです。
生活していく中で生じる問題の解決策は、自分であれこれ調べることも大事ですが、
専門家に聞いた方が早いし確実。相談先を多く持つことが質の高い仕事をする上で不可欠と言えます。
職場内にも多様な専門家がいると思いますが、より幅広い専門家と繋がるためには、職場外の
交流も大切です。私も同業の社労士の先生方だけでなく、NPOのメンバーや商工会の仲間たち、
パパ友や地域の繋がりなど様々な場での交流が、ノウフーの蓄積に役立っています。
そして、何か困ったときに助言をもらったり、一緒に活動したりと実際に大きな力になっています。
長時間労働を続けていては、なかなかノウフーを蓄積することは難しいです。
いつまでも自分のレベルで、仕事を続けてしまう。どんなにスキルが高い人でも限界があります。
斧の切れ味が悪くなったら木を切る作業を止めて斧を磨くように、
仕事以外の時間を作って、自分のノウフーを蓄積することも重要です。
ワークライフバランスは、単に労働時間を短くすることだけではありません。
長時間労働をやめれば、そのことで身に着く能力や人との繋がりがあります。
まずは、長時間労働をやめようと決心し、取り組むことから始めていきましょう。